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第5話 「本物が教えてくれたこと」
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「本物が教えてくれたこと」
「前回までのお話」
激論を交わした末、車体の形状をデフォルメデザインにし、具体的なデザインも何とか今の形状へと落ち着きました。ネーミングは大先輩の「コンバットチョロQ」の伝説に近づきたいと「コンバットデジQ」に決定!しかしIR受光センサーの搭載位置をめぐって新たな問題がおきました。そんな悩む開発担当者を救ったものとは・・・!?
※コンバットチョロQは株式会社タカラの商標です。

この問題の解決策は意外なところから見つかりました。取材のために訪れた戦車の博物館で大戦中の古い戦車の中に入れる展示があり、中に潜り込んでちょうど砲塔(車体の上に載ってる大砲の付いた回転砲台部分)の上にあるハッチ(乗降のためのドア)の下に立った時にハッチを開けずに外を見渡す装置が取り付けられていることに気づきました。

ぶ厚い防弾ガラスと鏡を組み合わせて出来たこの装置はペリスコープと呼ばれ、ほぼ全周が見渡せるように8個ほどが取り付けられていました。コレをのぞき込んだ私は「外の光が車外に顔を出さなくても見えるということは・・」と考えこの原理がそのままセンサーの問題を解決出来るのでは・・と直感しました。つまり、水平方向から飛んでくる光を一度直角に曲げて下に落とせば1つのセンサーで全ての角度からの光が拾えるはずでした。

早速手作りのレンズをこしらえテストしたところこれが見事に成功。それを更に改良したレンズを試作し、ようやく現在のコンバットデジQの上部に付いている透明な部品が出来上がり、1つのセンサーで水平方向のどの方向からも受信が出来る現在の形態になったのです。


IR受光センサー(製品版)
試作機のIR(赤外線)受光センサー位置
現在のコンバットデジQIR受光センサー位置
試作機のIR(赤外線)受光センサー位置
対戦イメージ

第6話「コンバットデジQは道具である」へつづく

本物の仕組みを参考にしていたのですか〜。
なるほど!まさに「リアル&スモール」コンバットデジQですね!
曹長


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