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第4話 「戦うクルマ・・・それが戦車」
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「戦うクルマ・・・それが戦車」
「前回までのお話」
コンバットデジQの形状をデフォルメデザインにすることが決定し、デフォルメ感も「かっこ良さと走破性を兼ね備えたデザイン」を目指して試行錯誤の末、今の形状へと落ち着きました。さて、次はネーミングの検討です。これは大先輩の「コンバットチョロQ」(タカラ製品)の伝説に少しでも近づけるように・・という願いを込めて「コンバットデジQ」に決定しました。しかし名前も決まってホッと一息付く間もなく、更なる問題が・・・!
※コンバットチョロQは株式会社タカラの商標です。

さて、このページをよくご覧になっている皆様は既にご存じと思いますが、コンバットデジQには操縦して楽しむ以外にも「対戦」して楽しめるという大きな特徴があります。戦車とは文字通り「戦う車」ですから、コンバットデジQではこれが出来ることが当然必要な要素と考えました。といっても、実車のように物理的な弾を発射して相手を破壊・・・なんて事は危険すぎて出来ませんので、MICROiRシリーズの特徴である「赤外線」によるコントロールを利用して擬似的なゲームとして対戦を実現する方式が採用されました。コンバットデジQは他のMICROiRデジQシリーズ同様、赤外線(以下IR)で操縦信号を送る方式を使っており、これを応用して射撃の信号も同時にIRで処理する事で小型で合理的なシステムが出来る・・そう考えました。 試作機のIR(赤外線)受光センサー位置
開発初期のコンバットデジQ
IR(赤外線)受光センサー位置

受光センサーの反応

ところが、現実はそう甘いものではなく、車両側のIR受光センサーの設置位置をめぐってすぐに問題が起きました。IRの受光センサーとはコントローラーから発射されたIR信号(実際は目に見えない光です)を受け取る装置ですが、コンバットデジQの場合、コントローラーからの信号と相手車両からの射撃信号の両方を受け取る必要があります。中でも相手車両からの信号は光が弱い上にほぼ水平方向の360°全方位から入射します。IR受光センサーはその特性上、正面からの光には反応がよいものの周辺部にゆくにつれて反応が悪くなり水平付近ではほとんど反応しないという特性があり、射撃信号を正確に受け取る必要があるコンバットデジQでは単にセンサーを車外に出しただけでは走る事は出来ても射撃対戦が成立しない・・という大きな問題が出たのです。


第5話「本物が教えてくれたこと」へつづく

商品化されるまでには、色々な問題があったんですね。
曹長


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